商業史レポート@ 「商業の発展と豪商の繁栄」


6.戦国時代の豪商たちA


【住友政友】

 住友家の家祖。十二歳で出家する。幕府の宗教弾圧により流刑に処されたが、後に許され、還俗して京都に書店を開く。人格者であった政友のもとには、以前の檀家を始め様々な人々がその教えを乞いに訪れた。「浮利に走らず」は住友家の根本精神である。


【蘇我理右衛門】

 住友の業祖。銅の精錬技術である南蛮吹きを開発。住友の地位を築いた。


【津田宗及】

 堺の有力豪商。「天王寺屋」の主。織田信長、豊臣秀吉に仕える。名高い茶人であり、「宗及他会記」を著した。


【今井宗久】

 堺の町衆。堺会合衆のなかで和睦派として活躍し、織田信長に重用される。武野派の茶人であり、千利休、津田宗及らに劣らぬ名声を得た。


【角倉了以】

 朱印船と水利土木で巨富を得た豪商。角倉船で海外交易に乗り出す。河川疎通事業を進め、富士川、天龍川、大堰川、高瀬川などを開削した。


【安井道頓】

 大坂商人。大阪城工事の功により、豊臣秀吉に城南の地を与えられる。道頓堀の水路を開発した。


【島井宗室】

 茶人としても名高い博多の豪商。醸造業を営んでいたが、後に朝鮮貿易に進出した。


【小西行長】

 洗礼名アウグスティヌス。堺商人からキリシタン大名となる。


【山田長政】

 シャムに渡り、アジアを股にかける仲買商人として活躍。駿河の大名籠担ぎから身を起こし、六昆の王にまで上りつめた。


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