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バドミントン雑記 〜シングルスC〜
 

 最後に、終盤です。一ゲームを三つに分けて考えた場合は、だいたい十五点から二十一点くらいとお考えください。私自身はシングルスの終盤がもっとも苦手であり、以前のルールで言いますところの、ファイナルセッティングで競り負けて悔しい思いをした経験が何度もあります。今振り返りますと、おそらく、終盤にがむしゃらに攻めすぎたことで、惜しい試合を何度も取りこぼしたのではないかと思います。終盤こそ、浮つかずに、特別なことをせずに、それまで以上に落ち着いてプレーしなければなりませんね。
 というわけで、終盤の試合運びとしましては、まず、点差にある程度余裕のあるリードをもって終盤を迎えた場合は、それまで通り、自分の得意のスタイルで落ち着いて攻め続けましょう。おそらく、終盤に至るまでの試合運びに大きな問題はないはずですので、それまでと同じプレーを続けるのがよいと思いますよ。
 競った展開で終盤を迎えた場合、私は、中盤と同じ試合運びをするのがよいのではないかと思います。ゲームプランBでも述べておりますが、自分がどういうふうにポイントを取ったのか、またどういうふうにポイントを失ったのかを考えながら、ラリーを組み立てましょう。無理にエースを狙いにいかず、ミスをしないようにしながら一点一点を取りにいくのが、競った展開の終盤では大事だと思いますよ。また、競った展開でこそ、終盤特有の緊張感に、気持ちを持っていかれないように気をつけましょうね。

 残念ながら、大きなリードを奪われて終盤を迎えた場合は、これもまたゲームプランBで述べておりますが、完全に自分のスタイルを消し去って、基礎打ちやパターン練習のような気持ちで、ラリーを組み立てましょう。それまでの試合運びに大きな問題があり、またそれが解決できていないため、大きくリードを奪われているわけです。そういう展開では、「自分の得意球や得意なスタイルはこれだ」といった過剰な思い込みは排除して、ふだんの練習で日々やり続けていることだけを出すようにしましょう。大きくリードされている場面でこそ、一発逆転を狙って無理に攻めたりせず、またことさら頑なになることなく、ラリーごとにラブオールプレイだと思って、丁寧にラリーを組み立てることが大事だと思いますよ。
 強豪選手は、競った展開の終盤でこそ、実力を発揮していたように思います。皆さんも落ち着いて終盤を戦えるよう、ふだんから意識して練習に取り組んでみましょう(´з`)y━~~



 
Notes ArchiveU −Index−
 
1.クロスネットの打ち方 5.ハイバックの打ち方A 9.シングルスA 13.基礎打ち@
2.スピンネット@ 6.ホームポジション 10.シングルスB 14.基礎打ちA
3.スピンネットA 7.ここぞというタイミング 11.シングルスC 15.基礎打ちB
4.ハイバックの打ち方@ 8.シングルス@ 12.初心者用メニュー 16.走り込み
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