バドミントンTopicsT 〜カットスマッシュ@〜


◆カットスマッシュ@ 〜カットスマッシュの打ち方〜

 私が現役の頃にいちばん得意だったショットが、カットスマッシュです。通常のカットよりも速く、また重く力感のあるショットだとお考えください。野球でいうところのフォークボールやカットボール、もしくは高速スライダーのようなものでしょうか。サイドラインや相手選手のボディ近辺を狙って、スピードもあり、かつ最後にすっと鋭く沈む球筋になるよう心がけながら、打っていた記憶があります。スピードやコントロールを調節しやすく、とても使い勝手のよいショットでしたので、シングルスでもダブルスでも多用していました。インパクトの瞬間に、できるだけ強く短くシャトルのコルク部分をこするよう意識することと、ズバっと手首を回転(手の甲を外側に回転)させながら、同時にシャトルを強く押さえつけるように打つことが、スピードを出すコツだったと思います。
 カットスマッシュを打つときのラケットの角度は、私の場合、だいたいスマッシュと同じくらいでした。力加減につきましては、時と場合によりますが、スマッシュの8〜9割の力で打っていたと思います。ふらふらと甘い球がハーフあたりに上がってきたときなどは、ジャンプしながら100%の力で、相手選手の足元に叩きつけるように打っていました。
 打ち方でもう一つコツを挙げるとしましたら、人差し指の使い方だと思います。速いカットを打つとき、私は人差し指を立て、指先でグリップを押しながら打っていました。そうすることで、シャトルを押し込む力が強くなり、スピードと落差が増したような記憶があります。ただし、こうした打ち方は、当時、邪道と言われていたかもしれませんσ(^◇^;)
 ちなみに、私は右利きです。同じような打ち方をしても、左利きの方は球筋が違ってくるかもしれません。日々の練習の中で、どのような打ち方をすればどのように回転がかかるのか、またスピードや落差が出るのか、色々と試してみてくださいね。バドミントンでの変化球は、どの選手も打っているというわけではありませんので、身につければとても有効だと思いますよ(o^-')b


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