バドミントンTopicsT 〜思い出深い大会〜


◆思い出深い大会 〜インターハイ〜

 92年の3月に栃木で行われたセンバツは、初めて出る全国大会でしたので、非常に感慨深い思いで宇都宮駅のホームに降り立った記憶があります。とはいうものの、他に覚えていることといえば、「トレビの泉」という喫茶店(パスタ屋かパブだったかもしれません)に毎夜入り浸っていた記憶しかありません。団体戦に出場したのですが、おそらく大していい試合をすることもなく、敗れ去った大会だったのだろうと思います。
 その夏に宮崎で行われたインターハイには、ダブルスで出場しました。印象深いのは、開催地の高鍋町の方々が、非常に温かく接してくれたことです。道を尋ねると体育館まで車で送って下さったり、道に迷ったときにタクシーを呼んでくれ、それだけでなくその運賃まで頂戴したり、そうしてお世話になった方々が試合会場まで応援に来て下さったり、何かと温かくもてなしていただいたなあという記憶があります。インターハイに出場している選手を、地元ぐるみでとても大事にしてくれていた大会だったのかもしれませんね。試合の方は、二回戦で、単複団体と三冠王候補だった熊本のA北高校のK岡選手と当たり、あっさりと負けてしまいました。二ゲーム目をセッティング(現在で言いますとジュースのようなものです)で落としたことが、すこし悔いの残るところです。とはいえ、私の高校生としての最後の試合で、最強の選手と対戦することができましたので、とてもいい思い出になっています。


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