メダカ雑記T 〜メダカの繁殖方法〜


◆メダカの繁殖方法

 メダカさんは、だいたい春から夏にかけて産卵するということですが、我が家では昨日11月6日にも、まだ水草に付いた卵や孵化したての稚魚を見つけることができました(外で飼育しているメダカさんです)。今年は、暖かい日が続いたからでしょうか。メダカさんの産卵時期は、地区やその年の気候などによって、様々に変化するものなのかもしれませんね。
 我が家では、一昨年よりメダカさんを飼育しています。今年に入り、寿命でお亡くなりになるメダカさんが出てきましたので、数を増やすために、繁殖に取り組むことにしました。最初に端的に申し上げますと、メダカさんの繁殖は、それほど難しいことではありません。むしろ、天敵のいない環境では、メダカさんは爆発的に増えてしまいますσ(^◇^;)
 我が家での繁殖につきましては、まず、第一世代のメダカさんの産卵した卵を、別の水槽に移すことから始めました。同じ水槽に入れたままにしておきますと、メダカさんは自分で産んだ卵や生まれたての稚魚を、自分たちでもりもり食べてしまうからです。これから繁殖を考えておられる方は、まず、卵や稚魚を別の水槽に移すことを一番にお考えくださいね。
 メダカさんの産卵行動についてですが、暖かくなればなるほど、盛んになるのではないかと思います。詳しく数えたわけではありませんが、多いときは一週間に三回以上、産卵していたかもしれません。アナカリス(オオカナダモ)などの水草を水槽に入れておきますと、そこに卵を産みつけ(糸のようなもので引っかけ)ますので、水槽には水草を入れておくとよいのではないかと思いますよ。
 水草に付いた卵を採取するときは、私は大きめのスポイトを使用していました(ホームセンターなどの観賞魚用コーナーに売ってあるものです・本来はカルキ抜きなどの薬剤を水で希釈するためのものかもしれません)。水ごと卵を吸い上げることができますので、そのまま別の水槽に移すことができ、大変便利だったと思います。
 メダカさんの卵は、だいたい小さなプラスチックの玉くらいの固さがあります。特に産卵したての卵は大変固いですので、そのまま指でそっと摘んで別の水槽に移しても、問題はないかもしれません。ただし、目の玉が見え始める頃になりますと、卵もそこそこ柔らかくなっていますので、十分に気をつけてあげてくださいね。
 我が家では、そうして卵を採取し、十匹ほどの第二世代を誕生させました。メダカさんたちはすぐに大きくなりますので、五月末頃に孵化したものが、おそらく七月末か八月頃には、もう産卵を始めていたように思いますΣ( ̄▽ ̄;)
 第二世代のメダカさんたちは、外で、スイレン鉢で飼育しています。浮草にホテイアオイを、水草としてアナカリスを入れているのですが、ホテイアオイもアナカリスも非常によく成長しますので、鉢の中は浮草と水草でぼーぼーになっています。ですので、卵をより分けて採取するのはむずかしいのですが、生まれたての稚魚が親に食べられるというリスクも、ずいぶんと減ったように思います。夏の間は、毎日毎日、ふらふらと泳いでいる稚魚を何匹も見かけました。というわけで、繁殖方法を「卵の採取」から「稚魚の捕獲」に変更することにしました。以降、稚魚を見つけるたびにコップで掬って、それを別の水槽に移して飼育しています。こちらの方法のほうが、卵を採取するよりも手軽で、親メダカさんたちへのストレスも少ないのではないかと思いますよ。
 我が家では、稚魚のほとんどを同じ水槽に入れて飼育しています。しかしながら、稚魚同士はしょっちゅうケンカをしますので、残念なことに、だんだんと数が減ってきているように思います。メダカさんをたくさん増やそうとするならば、生まれた時期や体の大きさによって、より細かく水槽を分けて飼育したほうがよいかもしれません。ただし、あまり過保護に飼育すると爆発的に増えてしまいますので、その点は気をつけてくださいねσ(^◇^;) (2010/11/07UP)


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