メダカ雑記T 〜メダカの捕まえ方と持ち帰り方〜


◆メダカの捕まえ方と持ち帰り方

 メダカさんは、大変弱い魚です。成魚ならまだ多少の強さはありますが、メダカさんの稚魚は、ちょっとした衝撃を与えたり、ちょっと水から引き上げたりしただけでも、お亡くなりになってしまいます。ですので、メダカさんを捕まえる際には、そっと優しく、細心の注意を払ってあげてくださいね。
 野生のメダカさんを網ですくう場合には、まず、空気に触れささないと言いますか、常にメダカさんが水と一緒にいれるように、水ごと捕まえるようにしましょう。使用する網は、金魚や観賞魚飼育用の、網の目の非常に細かいものがよいと思いますよ。ホームセンターなどで、観賞魚用ネットとか飼育ネットとかいう名前で売られている、柄が針金でできたものになります。
 観賞魚用ネットには、色々な大きさのものがあると思いますが、私がメダカさんを捕まえる場合は、ふつうの小さな観賞魚用ネットと、けっこう大き目の観賞魚用ネット(売り場にあるいちばん大きなもの)を使います。メダカさんを、小さな網で大きいほうの網に追い込むようなイメージでしょうか。なぜ大きいほうの網で捕まえるかと言いますと、メダカさんを網の目で傷つけたり、またメダカさんを空気に触れささないために、網に追い込んだメダカさんを、紙コップなどで水ごとすくうためです。メダカさんを捕まえる際には、網のほかに、紙コップなどの口径の小さな容器も用意されたほうが、よりメダカさんにも優しいのではないかと思いますよ。
 メダカさんを持ち帰る容器は、家が近くでしたら、バケツなどでもだいじょうぶだと思います。私は、100円ショップで売っている、500mlサイズの蓋つきの容器を使用することもありました。本来は、食品を保存するための容器だと思うのですが、きっちりと蓋が閉まりますので、かばんの中に入れることができ、大変便利でしたよ。ただし、メダカさんは揺れにも弱いですので、あまり揺らさないように、そっと持ち帰るようにしましょう。また、水中の酸素がなくなると大変ですので、小さな容器で持ち帰るのは、稚魚を数匹程度がよいと思います。
 持ち帰るのに時間がかかる場合は、釣りの生餌用(エビなどの生餌用)の小さなクーラーボックスがおすすめです。これは釣具店などでよく売っているものですが、乾電池式の携帯用のぶくぶく(エアーポンプ)とセットで販売されていることが多いと思います。価格は忘れてしまったのですが、だいたい1,000円から2,000円程度だったでしょうか。小さなクーラーボックスですので場所もとりませんし、ファスナーで蓋をきっちりと閉めるタイプのものでしたら、水漏れもしませんので大変便利ですよ。また、携帯用のぶくぶくがあると、酸素不足の心配もいりませんので、何かと重宝するのではないかと思います。
 メダカさんも、成魚でしたら、ぶくぶくを使用して持ち帰ってもだいじょうぶだと思います。ただし、稚魚は水流にかなり弱いですので、その点は注意してあげてくださいね。メダカさんを捕まえに行く際には、網や紙コップなどの捕まえる道具、バケツやクーラーボックスなどの持ち帰る容器をしっかりと準備して、メダカさんにできるだけ負担をかけないよう心がけましょう(o^-')b (2010/10/13UP)


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