バドミントンボイス スマッシュ
 
スマッシュの打ち方 〜スマッシュを浮かさないための打ち方〜
 

 先日、S田学園の同級生でダブルスの元パートナーのH田君から、「スマッシュが浮いてしまうがどうすれば改善するか」と訊かれました。神戸Y手大学や神戸T盤大学のバドミントン部員からも、同じような質問を受けることがちょこちょこありますので、スマッシュの球筋を思うように抑えることができない悩みを抱えておられる方は、けっこうたくさんいらっしゃるのかもしれませんね。
 端的に私が思う問題点を申し上げますと、スマッシュが思ったように打てずに浮いてしまうとおっしゃる方々は、往々にして力み過ぎているように見受けられます。肘から先、特にグリップを握る手が力んでらっしゃる方が多いですね。打つ瞬間にぎゅっとラケットを握りしめてしまうことで、肘から先をしなやかにムチのようにしならして使うことができず、シャトルが浮いてしまっているのではないかと思いますよ。また、肩をうまく使えていない(肩が縮こまっている・肩を回せていない)方も、スマッシュが沈まないことが多いようですね。
 まず、そうならないためのラケットの振り方を説明しますと、特にスマッシュだけの打ち方というわけではありませんが、肩→肘→手首をスムーズに連動させてラケットを振ることが、シャトルに力を伝えやすい打ち方につながるのではないかと思います。肩の使い方としましては、オーバースローであれば、肩をしっかりと回すことを意識しましょう。肩がうまく使えていない方は、どうしても手先だけで打っているように見えます。それでは力強いスマッシュは打てませんし、悪くすれば肩を痛めてしまうかもしれませんよ。ラケットは肩を回して振るんだぞということを強く意識しながら、スマッシュを打つようにしましょう。
 肘の使い方としましては、打つ前に肘を高く上げる瞬間に、肘の先にしっかりと体重を乗せながら、肘から先をムチのようにしならせてラケットを振ることを意識しましょう。スマッシュでお悩みの方は、打つ瞬間についつい力んでしまい、グリップを握る手に力を込めてしまうせいで、肘から先が棒のように固く伸び、スマッシュが上ずってしまっているはずです。肘から先は、ムチのようにしならせてスイングすることを意識しながら、スマッシュを打つようにしてくださいね。そうすることで、スマッシュをしっかりと沈めることができるようになるのではないかと思いますよ。
 肩をしっかりと回すこと。肘から先をムチのようにしならせながらラケットを振ること。スマッシュでお悩みの方々は、この二点を実践されるだけでも、ずいぶん改善されるのではないかと思いますよ。

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