バドミントンボイス 心構え
 
ホームポジションの取り方 〜予測しながら位置取りを考えましょう〜
 

 学生時代の私は、シングルスで打ち終わるといつも、ついつい真ん中後方(いわゆるホームポジション)に戻ってしまう癖が最後まで抜けませんでした。中学や高校では、シャトル置きやラケット指示によるフットワークの練習をする中で、そう教え込まれていたからです。
 しかし、D志社大学のM尾監督からは、「今お前がおる場所がホームポジションや!打ち終わった場所がホームポジションやろ!いちいち真ん中に戻るな!」とよくお叱りを受けました。なるほど、言われてみればその通りです。次にシャトルが飛んでくる場所まで最短距離で行けるように、常に準備しておけばいいわけですからね。何も考えずにただ真ん中後方に戻っていたのでは、選手それぞれの個性と言いますか芸がありませんし、予測することをサボってムダに動いていると言われても仕方ありませんよね。
 もちろん、打ち終えてすぐに真ん中後方に戻ることも、大きな選択肢のひとつです。真ん中後方に戻ることが正しい場合も、多々あるでしょう。ただ、それだけじゃあダメなんだよということを、M尾監督はおっしゃっていたのだと思います。
 打ち終わった場所をホームポジションとするには、ふだんのフットワーク練習やゲーム練習から、それを強く意識しながら取り組むことが大事かもしれません。例えば、○○大学の○○君と試合をするときは、自分がこう打てば、○○君はこんな球を打ってくるだろうから、フォア奥とサイドライン沿いに最短距離で行けるように準備しておこうとか、考えながら予測しながら、練習する必要があると思います。こういう練習を繰り返しておくと、自分より強い選手と対戦するときに、必ず役に立つと思いますよ。ただ、私自身はあまり上手く実践することのできなかった、幻のホームポジション理論でもありました。私のホームポジションは、一体どこにあったのでしょう。

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