バドミントンボイス バックハンド
 
バックハンドの握り方 〜サムアップと自己流サムアップの使い分けT〜
 

 「ちょっぴり邪道なグリップの持ち方」からの続きです。こちらのページをご覧の方の中には、バックハンドが苦手な方もいらっしゃるかと思います。思うようにグリップを握り変えることができなかったり、指導者の方や上手な選手から教えてもらったとおりに打てなかったりして、悩んでらっしゃるかもしれません。それでも、だからといって、自分は勝てないとか、自分にはバドミントンのセンスがないとか、早合点する必要はないと思いますよ。私のように、適当に自己流のバックハンドの打ち方をしていても、なんとかやってきた選手もいるのですから。
 「ちょっぴり邪道なグリップの持ち方」でも書いておりますとおり、私は中学一年のとき、バドミントンを始めたそのときからずっと、バックハンドで打つ際、基本的にはグリップを握り変えませんでした。フォアハンドのグリップの握りのまま親指を立て、親指の腹ではなく親指の側面で、グリップを支えながら押しながら打つ。なおかつ、リストスタンドしないとでもいうのでしょうか、手首を立てずにグニャグニャと柔らかい状態のまま、肘から先をムチのようにしならせて打つ。それが、私の自己流サムアップのバックハンドです。記憶が定かではないのですが、おそらく特に迷うこともなく、バドミントンを始めた直後から、この打ち方をしていたように思います。そして十年間、バックハンドのショットを打つ際は、基本的には自己流サムアップのみで、バドミントンを続けました。
 なぜ「基本的には」なのかといいますと、中学や高校の間は、自己流サムアップでも何とかなっていたのですが、大学に入りまして、ちょこっと壁にぶち当たってしまったんですね。簡単に言いますと、それまで、近畿大会や選抜やインターハイといった、特別な環境でしか見たことのなかったド迫力のスマッシュが、毎日のように、雨あられのように我が身に降り注いできたわけです。私の自己流サムアップの最大の欠点なのですが、手首を立てず(コックさせず)に打つからでしょうか、ラケットの振りがやや緩く大きくなってしまうせいで、ボディ近辺のレシーブにかなり難があったんですね。そうして、ド迫力のスマッシュを日々打ち込まれ、自己流サムアップに限界を感じてしまった私は、ずいぶんと遅ればせながらではありますが、しかたなく、徐々にふつうのサムアップも、つまりグリップをちょこっと握り変えて、親指の腹でグリップを押す打ち方も、取り入れるようになりました。速いスマッシュをきっちりと返球するには、やはり身体の前でしっかりと肘を張って、ラケットを押し出すように鋭く振り抜く、バックハンドのショットが必要ですよね。Uに続きます。

前ページに戻る 一覧に戻る 次ページへ進む

 
サイトマップ
 

Home  … バドミントンボイスのトップページです。
Profile  … バドミントンに関するプロフィールを簡単にアップしています。
Menu  … バドミントンボイスの目次です。ページのトップに分野別の見出しを載せています。
Diary  … お知らせや更新履歴をアップしている日記です。別窓で開きます。
BBS  … ゲストブックを開設しました。こちらも別窓で開きます。
Link  … 他サイトやランキング売れ筋商品を紹介しています。そちらもぜひご覧ください。