バドミントンボイス 指導者
 
監督になるためにはU 〜バドミントン部の外部指導者になるためには〜
 

 Tからの続きです。最後の「C後援会等から推薦を受けた者」についてなのですが、おそらく、これがいちばん大切な条件ではないかと思います。出だしからアナログなオチになってしまいますが、やはり人間関係といいますか、そのクラブとのご縁のようなものが必要かもしれませんね。「後援会」といえば大げさに思われるかもしれませんが、OB・OG会や保護者会、もしくはそれに準ずるもの(例えば卒業生の集まり)程度にお考えいただいてもかまわないかと思います。短期でお考えなのであれば、クラブ役員である現役部員の推薦でもいいかもしれませんね。簡単に言いますと、そのクラブの世話役をされている方から推薦していただくことが、外部指導者になりたい人にとりましては、とても大事になってくると思いますよ。
 二十一世紀となり、わが国のスポーツ政策も進み、外部指導者を必要とする方たちと、指導を請け負いたい人たちとを繋ぐ仕組みも整備されつつはあるようです。とは言いましても、クラブの、例えば学生さんたちの気持ちを察してみてください。いくら指導資格や豊富な指導経験があり、実績のある元選手であったとしましても、ある日突然、見知らぬおぢさんがやって来たと思われてしまっては、部員たちから支持も得られにくいと思いますよ。厳しい言い方になりますが、あなたがどれほど実績や名声のある選手であったとしても、皆が皆、バドミントンマガジンを読んでいるわけではなく、皆が皆、強い選手に憧れているわけではないのですから。
 外部指導者を仲介するシステムが稼動しつつあるとは言いましても、やはり多くのクラブにおいて、知らない人間を指導者として呼ぶ環境が整っているわけではないように思います。そこで、これは特に、強豪校ご出身の方々にお伝えしたいのですが、強豪校にいたことで、案外世間が狭くなってしまっている方も多々いらっしゃるはずです。勝者など、バドミントンをされているすべての方々の数と比べますと、ごくごくわずかなほんの一握りの存在にしか過ぎないわけですから。ですので、外部指導者を志される方には、強豪選手ばかりではなく、様々な環境の選手や指導者や関係者の方々とお付き合いされることを、強くおすすめしたいと思います。指導者を必要とされている方々が、あなたのことをよく知っている。外部指導者となるには、それがいちばん近道だと思いますよ。私などよりずっと指導者として適した方が、世の中にはたくさんいらっしゃると思いますので、外部指導者をしてみたい皆さん、ぜひ色々な環境に飛び込んでみてくださいね。

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