Badminton Notes
 
バドミントン雑記 〜バックハンドの握り方A〜
 

 @からの続きです。こちらのページをご覧の方の中には、バックハンドが苦手な方もいらっしゃるかと思います。思うようにグリップを握り変えることができなかったり、指導者の方や上手な選手から教えてもらったとおりに打てなかったりして、悩んでらっしゃるかもしれません。それでも、だからといって、自分は勝てないとか、自分にはバドミントンのセンスがないとか、早合点する必要はないと思いますよ。私のように、適当に自己流のバックハンドの打ち方をしていても、なんとかやってきた選手もいるのですからΣ( ̄▽ ̄;)
 @でも書いておりますとおり、私は中学一年のとき、バドミントンを始めたそのときからずっと、バックハンドで打つ際、基本的にはグリップを握り変えませんでした。フォアハンドのグリップの握りのまま親指を立て、親指の腹ではなく親指の側面で、グリップを支えながら押しながら打つ。なおかつ、リストスタンドしないとでもいうのでしょうか、手首を立てずにグニャグニャと柔らかい状態のまま、肘から先をムチのようにしならせて打つ。それが、私の自己流サムアップのバックハンドです。記憶が定かではないのですが、おそらく特に迷うこともなく、バドミントンを始めた直後から、この打ち方をしていたように思います。そして十年間、バックハンドのショットを打つ際は、基本的には自己流サムアップのみで、バドミントンを続けましたσ(^◇^;)
 なぜ「基本的には」なのかといいますと、中学や高校の間は、自己流サムアップでも何とかなっていたのですが、大学に入りまして、ちょこっと壁にぶち当たってしまったんですね。簡単に言いますと、それまで、近畿大会や選抜やインターハイといった、特別な環境でしか見たことのなかったド迫力のスマッシュが、毎日のように、雨あられのように我が身に降り注いできたわけです。私の自己流サムアップの最大の欠点なのですが、手首を立てず(コックさせず)に打つからでしょうか、ラケットの振りがやや緩く大きくなってしまうせいで、ボディ近辺のレシーブにかなり難があったんですね。そうして、ド迫力のスマッシュを日々打ち込まれ、自己流サムアップに限界を感じてしまった私は、ずいぶんと遅ればせながらではありますが、しかたなく、徐々にふつうのサムアップも、つまりグリップをちょこっと握り変えて、親指の腹でグリップを押す打ち方も、取り入れるようになりました。速いスマッシュをきっちりと返球するには、やはり身体の前でしっかりと肘を張って、ラケットを押し出すように鋭く振り抜く、バックハンドのショットが必要ですよね。

 というわけで、大学時代の私は、バックハンドは基本的には自己流サムアップで打ちながらも、ボディ近辺の球のレシーブは、ふつうのサムアップで打つようになりました。後々、ダブルスのサーブレシーブや、ネット際のプッシュなども、ふつうのサムアップで打つようになっていた記憶があります。自己流サムアップの長所は、何といっても手首を柔らかく使えるところにあるのですが、やはり、鋭く振り抜かなければならないときや、ラケットを細かく扱わなければいけないときは、ふつうのサムアップで打つバックハンドのほうが、当り前かもしれませんが適していますよね。そうやって、場面場面によって、通常のサムアップと自己流サムアップを使い分けることで、私もそれまでよりかはすこしだけ、ましなバドミントンができるようになったのではないかと思います。
 私としましては、バックハンドが苦手な方、特に握り変えることが苦手な方には、私の自己流サムアップをおすすめしたい気持ちもあります。バックハンドへの苦手意識は、バドミントンをする上で、あまりよろしくないことは確かですしね。ただし、上で書きましたとおり、私の自己流サムアップは、決して万能な打ち方ではありません。この自己流サムアップを試してみようと思っておられる方は、場面場面によって通常のサムアップと使い分けられるか、もしくは、バックハンドへの苦手意識を取り除く技として、あくまで当座を凌ぐごまかしのバックハンドとお考えになって、ご自身のバドミントンに取り入れてみてくださいねΣ( ̄▽ ̄;)
 次項では、自己流サムアップの余談としまして、相手選手に自分の手の甲を見せながら打つバックハンドサービス(ふつうは手の甲は自分の方を向いていますよね)について、書いてみたいと思います。


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